婚活「ノンフィクション」の感想

大田区蒲田の「話せる・頼れる結婚相談所」ユミブライダルの仲人アワイユミです。

2月3日（日）と10日（日）に前後編として放送された「ザ・ノンフィクション～結婚したい彼と彼女の場合　令和の婚活漂流記2024」がかなり話題になってましたね。
SNSでは連日大盛り上がりだったし、私の周りでも仲人仲間、既存会員さまや新規お問い合せの方々、友人知人・ママ友界隈からも意見を聞かれたのでびっくりしました。
ノンフィクションについてよく聞かれた質問に答えておきますね！

29歳進藤さんは結婚できそう？

私の見立てだと1～2年くらい婚活すれば結婚できるタイプだと思います。
これまで恋愛経験がなく女性とのコミュニケーションは不慣れだけどとにかく性格が素直。
天使のような女性と会えばわかりやすくニコニコ上機嫌♪

人を好きになったことがないとクールぶっていたけれど、実際は優しい女子にすぐに惚れることができるのでそれもいい。
基本的に女性を信じていて疑わないし、変に恨みやコンプレックスを持っていないのもいい。

実家暮らしで家事能力が低く頼りない面もあるけれど、現時点で未経験なだけ。
20代でまだ若く柔軟性も感じるので伸びしろしかない！
「お母様」との関係を女性に深読みされてましたが精神的に依存している様子でもなく、マザコンということもなさそう。
きっと素朴な優しい女性に出会って結婚できると思います！！

進藤さんと北川さんのお見合いシーンについてどう思ったか？

Xでは進藤さんと北川さんとのお見合いシーンが一番話題に上がってましたね。

北川さんは進藤さんの発言一つ一つにマウントを取るような形で終始ネガティブ返し。
進藤さんは途中までなんとか状況を好転させようと頑張っていましたが、最後はイラつきが抑えきれずに反撃。

そりゃそうだよね〜💦

北川さんだって本人なりに婚活を頑張っているのがわかるので、ここまで叩かれているのを見るのは心が痛い。
けど、あれだけ高圧的な態度だけを見たら仕方ないかな･･･

あのシーンで結婚相談所での活動することが怖くなったというポストもたくさん見かけましたが、くれぐれもご理解頂きたいのは
「あんなことは稀だということ」

お見合い途中でどちらかが怒って帰るなんてそうそうない。
珍しいトラブルだからこそ放映されるんです。

婚活はこれまで接点のない者同士が出会うものなので時に心のすれ違いも起こります。
相性が合わない者同士が出会うこともあります。
緊張の中ふと不用意な発言をしてしまうことだってあります。
コミュニケーション力の低い者同士だとうまくトラブルを回避できないことも･･･💦

ユミブライダルでも他の相談所でも多くの会員さん達がそれらを理解しながら、お互いに思いやりを持ち合って婚活しているので安心して欲しいです。

 

北川さんについて

一方北川さん個人に焦点を当てると、仲人としてはその不器用さが見ていていたたまれなかったです。
きっと防衛本能が強いタイプなのかなと。
しっかり見せていましたが実は男性とのコミュニケーションが苦手。
もしかしたら男性との人間関係に何かトラウマがあって男性不信があるのかも知れません。

進藤さんは目線が定まらず姿勢も悪くちょっと横柄に見えてしまう。
（植草先生からも注意されてましたよね）
話す時にあごが上がっているのも腕組みする癖も早口で理屈っぽい話し方も「上から目線」に感じられてしまう大きな要因。
きっと北川さんは序盤から進藤さんに悪い印象を持ってしまい攻撃態勢に入ってしまったんだと思います。

「イケメン相手にはあんな態度取らないのでは？」というポストもずいぶん見かけました。
確かにイケメン（＝小綺麗でコミュ力が高く感じ良く見える人）は女性に不快感や威圧感を与えないので北川さんも敵意を持たずに済む。
だから攻撃態勢にうつらないで済むのは人間の当たり前の心理なのです。

実はこれまで私は何人か北川さんのような婚活女性を見てきました。
彼女たちは共通して繊細で優しくて、仲人の私からはとても感じ良く見えました。
でもけっこうな頻度でお見合い報告には「こう言われた！ああ言われた！見下された！傷つけられた！」というお相手批判が書き連ねてありました。
その怒りは相手にもあらわにしていたようで相手からもほとんどお断り。
時には相手相談所から「とても失礼な態度だった」と指摘されたことすらありました。

本当は愛されたくて婚活をしているのに異性の優しさを受け取れない。
「相手に傷つけられるかもしれない」という先入観があって逆に攻撃することで優しさを拒絶しちゃっていたのよね。
私はあのお見合いシーンを見ていて「北川さん、一体何があったの？？」とつい抱きしめたくなりましたね。
植草先生があの場で彼女を叱らなかったのも彼女の心の内を知っているからだと感じました。

もちろん自分の内面に弱さを抱えているからといって相手を傷つけていいわけじゃない。
これは絶対そう。
だから攻撃的な物言いをされても我慢しろということではない。

けれど、そんな弱さを抱えている人も世の中にいるんだと知り、心の隅で覚えておくのも、人としての成長につながるんじゃないかなと勝手に思っています。

園田さんについて

後編に登場した、進藤さんの新たなお見合い相手「東大卒の園田さん」。
こちらもXではかなり話題になってましたね～💦

進藤さんの家事能力の低さを不安に感じて、作った料理の写真を毎回LINEで送るように指示。
素直な進藤さんからは小まめに写真が送られてきていましたが園田さんは既読スルー。

そんな園田さんのやり方に
「何様だよ！」「ライザップの食事管理かよ！」
「長文で丁寧な返信が来るライザップのほうがマシ」
という批判がたくさんポストされていましたね。

園田さんも北川さんと同じ
「いくら何でもやっていいことと悪いことがある」
とは思いました。
相手の家事能力が心配でも一方的に写真を送らせるなんてするもんじゃないよね。
（そして全て受け入れてしまって実行する進藤さんの素直さが心配にもなりました）

園田さんはどうしたら良かったのか？

ただ、これも婚活中の皆さんとは違った感想になると思いますが･･･
園田さんも北川さんと同じく、いや、婚活中の皆さんと同じく
婚活にもがいている一人
なんですよ。それをわからずにノンフィクションを観てただただ叩くのは違うと思います。

最後の最後「父親から学歴差で反対された」ということで進藤さんを断ったことから「学歴なんて最初からわかっていること。だったら進藤さんを弄ぶなよ！」と批判されていましたね。
でも私から見たら弄んでたなんてとんでもない！

園田さんは学歴差があるのは100も承知の上。
そこには多少不安はあったけれど、それを越えてでも進藤さんをどうにか好きになろうとしてたんです。

東大卒の園田さんには自分と釣り合う相手はなかなかいません。
いても選んでもらえなかったのかも知れません。
選択肢が限られている中、園田さんの婚活が切羽詰っていたことも容易に想像できるのです。

もちろん選択肢が少ない中だからって会い続けるのが無理な相手はどう考えても無理。
ですが、進藤さんとはイヤにならずに何度もデートできた。
そして真剣交際も申込んでくれた。
園田さんにとって進藤さんは「頑張れば好きになれるかも」という相手だったに違いありません。
なので、どうにか進藤さんを好きになれないか？とあの手この手で必死に試していたんだと思います。

ただ、園田さんの婚活の失敗は
余りにも独りよがりすぎること。

自分が好きになること、不安を解消することしか考えておらず進藤さんのことを全く考えていません。
ただただ自分の心だけをどうにかすれば結婚に至れると勘違いしてしまっているのです。
（相手から猛アプローチを受けている状態ならまだわかりますが、あいにく進藤さんの熱もそう高くない状態でした）

無理に好きになろうとしたって好きになれるわけがない。
好きになるにはもっと進藤さんのことを知って、自分をさらけ出して
信頼関係を築くことこそ結婚への外せない第一歩なのです。

そこにはもちろん相手のことを思いやるという要素は必須。
もし進藤さんのことを思いやる心があれば、料理の写真を一方的に送らせて既読スルーなんてしませんよね。
どう考えても失礼だし進藤さんを不快にさせる行為だとわかるはずが、独りよがりになりすぎてそれにすら気づけなくなっているのです。
家事能力に不安があったら、せめて「お互いに」写真を送り合って気になることを言い合ったり褒め合ったりして、楽しいやり取りの中で確認し合えたんじゃないかな。

園田さんはきっと努力家で甘えベタなんでしょうね･･･
目標に向かってどうにか自分を変えるということだけにフォーカスして
結婚には両者で愛情を育むことが必要だということを忘れてしまっているんだと思います。

園田さんだけじゃなく、婚活に難航している方は皆さん
多かれ少なかれこの状況に陥っているのかも知れません。

好きだから、好きになれそうだから深く関わるのではなく
まずは恐れずに深く関わってみて欲しい。

その上で自分がどう思うのか？相手がどう思うのか？
二人の間に愛情が少しでも芽生えていればその先の結婚に近づくことができるのです！

 

 

 

★メールでのお問い合わせはこちら↓から

★IBJのインタビュー動画
私の婚活時の苦悩から開業のきっかけ、サポートの仕方など語っています。