妥協しないと結婚できない？

東京都大田区蒲田の「話せる・頼れる」結婚相談所YUMIBRIDAL（ユミブライダル）の仲人アワイユミです。

私は婚活オタクなので、twitterやブログなど婚活男女のつぶやきを毎日のようにチェックしてます。
「結婚相手は絶対に妥協したくない」
「今さらこの歳で妥協できない」
「妥協しないと結婚できないのか」
「こんな相手で妥協しなくちゃいけないのか」等々

かなりの頻度で「妥協」という言葉を見かけますね。
きっとリアルでは言いづらい本音なんでしょうけど、私から見たらわかってないなぁと感じます。

だって…
「ほとんどの人が妥協して結婚しているんだから」

妥協をして結婚するってどういうこと？

婚活において「妥協」という言葉は「一方的に我慢する」「理想を下げる」っていう意味で使われちゃいがち。
だけど、本来は↓こういう意味。

妥協＝対立した事柄について、双方が譲り合って一致点を見出し、おだやかに解決すること。折り合いをつける。

理想の相手とは違うけど私のことを大事にしてくれるから。
見た目は全くタイプじゃないけど一緒にいて楽だから。
もっと若い人が良かったけど居心地が良かったから。
美人でスタイルが良い人が良かったけどぽっちゃりな彼女も可愛く思えるようになったから。
大卒じゃないけど、高年収じゃないけど、服がダサいけど、
よく考えたら自分も平凡な人間で短所もたくさんあるのに受け入れてくれてありがたいなって。

嫌なものを我慢して無理やり飲み込むような結婚はみんなできません。

思っていた相手とは違うかもしれないけど、相手の良さや愛情を謙虚な気持ちで受け取る。
そうやって自分の理想と現実に折り合いがつけられるから結婚することができるんですよ。

どのくらいの人が妥協して結婚しているのか？

ちなみにちょっと古いデータになりますが、
結婚情報サイト『ゼクシィ』が2014年に行った「結婚相手に妥協したこと＆できなかったこと」と題するアンケート結果がこちら↓
（対象：ゼクシィのサイトユーザー609名）

「何かしら妥協した」の方がやっぱり7割近く！！

数々の成婚者さんやママ友への聞き取り調査によるユミ独自データ（肌感覚だけど！）でも７～８割は「理想の相手とは違ったけど」って言ってます。
アンケートでは「妥協した点はない」を選んだ方でも「欠点含めて愛せる」など「理想通りでなくても妥協とは思っていない」という趣旨のコメントがあったようです。
結婚するのは何かしらあるよなぁ。
ただ恋愛結婚だと平均交際期間は3年ほどあるからゆっくり折り合いをつけられるのかもしれない。
婚活だと「早く結婚したい」という気持ちに急かされて早く結論出そうとしちゃうから「妥協＝理想を下げる」みたいな感じになっちゃうのかも。

何を妥協して結婚したのか？

なるほど。各自色々な面で妥協していることがわかりますね～。
1位の「収入・借金の有無・金銭感覚」は意外だったな。
それに折り合いをつけるには相手の性格や普段の行い次第ってことだろうから、しっかりと話し合って深い付き合いをすることが必要ね。

2位の容姿、３位持ち物や服装のセンスっていうのは婚活では懸念材料にする人が多い。
けど、既婚者からすれば結婚生活に全く問題ないって思います。
容姿は見慣れるし確実にお互い衰えるし。
ある程度努力すれば変えられる部分でもあるしね！

妥協をネガティブなものと捉えないで。

「こうでなきゃ」「ああでなきゃ」とコダワリを手放せない人には結婚は遠い。
表面的なことや条件にとらわれて相手の内面を見られない人は相手からの愛情も受け取れません。
（逆に言えば、↑こんな異性をあなたは愛せますか？）

「いい人がいない」のではなく、感受性の問題。

うまく妥協できた人から結婚ができるのです。

成婚が早い方はとっても謙虚で、なんなら自分が妥協したことにも気づかず「理想の人と結婚できた！」と言うのです。
妥協をネガティブなものに捉えないで、「熟成された大人のたしなみ」として身に着けられるといいですね。